『プッシュ通知』の設定から確認まで
プッシュ通知の設定から実施、確認までは以下の流れで行います。
STEP1:メッセージを選別する事前準備
「Instagramオートメーションのセットアップ⑨抽選機能」で紹介した内容と同様、プッシュ通知を利用する場合は事前準備が必要になります。まず『セグメント』機能で対象者のフィルタリングをしましょう。
フィルタリングをするためには送信対象に『ラベル』をつけることで選別することが可能です。
セグメントでフィルタリングをする前準備として送信対象ユーザーに『ラベル』をつけましょう。
『ラベル』をつける手段は以下の通りとなります。
ボット会話設定で自動付与する
ユーザーに手動で付与する
ラベルをつける方法につきましては『ラベルの設定』をご覧ください。
※プッシュ通知送信対象としてセグメントを指定しない場合、管理画面上で管理する全ユーザーを対象に送信が行われます。
STEP2:送信の対象者(セグメント)の設定
送信対象はセグメントで自由に設定することができます。
セグメントでフィルタリングする方法につきましては『セグメント(フィルターしたコンタクトの一覧)の作成方法』をご覧ください。
ここではSTEP1で設定した送信対象者のラベルでフィルタリングしてください。
※ラベル名は例です。ご自身でご設定いただいたラベルをご選択ください。
※注意:
セグメントなしで設定した場合は、対象ユーザー全員にプッシュ通知が配信されてしまいます。
過去会話した人全員が対象になるため、セグメント設定を行いましょう。
次に、プッシュ通知の設定を行います。
左側のメニュー内キャンペーン>プッシュ通知をクリック
右上の「新規作成」をクリック
Instagram「「今すぐ/予約配信」」を選択してください。
以下の画面が表示されます。
一番上のセグメントの項目から設定していきます。
『セグメントなし』となっている枠内をクリックすると、現在登録されているセグメントの一覧が表示されます。
その中からプッシュ通知を送信するための、前準備で設定したセグメントを選択しましょう。
STEP3:メッセージ内容の設定
STEP3では、メッセージ内容の設定です。利用用途に合わせてメッセージ内容を選択します。
非宣伝コンテンツは、宣伝を含まないコンテンツを送信する際に利用します。
宣伝を含まないコンテンツを送信したい場合は、こちらを選択ください。
なお、送信対象者は7日間以内会話したユーザーとなります。
宣伝コンテンツは、日替わりセール、クーポン、割引、セールのお知らせ等を送信したい場合に利用します。宣伝コンテンツを送信したい場合は、こちらを選択ください。
送信対象者は24時間以内に会話したユーザーとなります。
STEP4:プッシュ通知の設定
それではプッシュ通知の内容を作成しましょう。
ここではプッシュ通知を送信するメッセージを設定します。
設定後、右側のプレビューから実際に反映される画面を確認できます。
基本的には作成>Instagramと同じです。
作成につきましては『新規メッセージの追加方法』ご覧ください。
※ここで設定できるのはテキスト・画像・画像テキストです。
※一度に複数のプッシュ通知を予約することができます。
STEP5:プッシュ通知送信設定
全て作成が完了しましたら、右上の「予約する」または「+今送る」をクリックすると、プッシュ通知を送信することができます。
※Metaの使用上通知が届くまで数分ラグが生じることがございます。
「予約する」をクリックした場合は、以下のように送信日時を選択できますので、プッシュ通知を送信したい時間を選択し、「予約するボタン」をクリックしてください。設定した時間に送信されます。
※予約送信できる時間は、現在の時刻から10分後となります。
※ラベルを指定してセグメントを設定すれば、同じ時間帯に複数のユーザーへ異なるクーポンの配信や、告知を行うことが可能です。
予約が完了したプッシュ通知については、「キャンペーン>プッシュ通知」のプッシュ通知送信予定で確認することができます。
「+今送る」をクリックした場合は、プッシュ送信はすぐに送信されます。
本当プッシュ通知をに送信してもいいか、最終画面が表示されますので、内容を確認し問題がなければ、「いま送る」をクリックしてユーザーへ送信します。
STEP6:プッシュ通知配信状況の確認方法
配信結果の一覧は、分析ページ>集客>プッシュ通知に表示されます。
詳しい確認方法についてはこちらをご覧ください。
以下の画像のように表示されている場合は、正常に行われている状態となります。
プッシュ通知活用編
実際に、プッシュ通知を利用する活用方法を紹介していきます。
(クーポン配信施策例)
A賞・・・1,000円引きクーポン1名
B賞・・・500円引きクーポン3名
C賞・・・100円引きクーポン5名
売り上げ販促の施策として、異なる金額のクーポンをユーザーへ配信したい場合、以下のような操作を行うことで、対応が可能となります。
①Instagramで、コメントをくれた方にクーポンを配信する内容の投稿を行い、実際にコメントしてくれたユーザーを「分析>サマリー>グループごとの集計」よりダウンロードします。
②ダウンロードデータを確認し、通知させたいユーザーを選別します。
(フォロワー数が多いユーザーや、投稿数が多いユーザー等)
③クーポンを配信したいユーザーが決定しましたら、「チャット」画面からラベルの設定を行います。
対象ユーザーを検索し、右側の「ラベル」の項目にて、「+ラベル」をクリックします。
「クーポン配信用A賞」等、クーポン配信者とわかるようなラベル名を設定することで、セグメントの管理がわかりやすくなります。
入力が出来ましたら、Enterキーを押して保存します。
クーポンを配信したいユーザーに、ラベルの設定が完了しましたら、次はセグメントの設定です。
④「キャンペーン>コンタクト」をクリックし、右上の「新規セグメント」をクリックします。
※チャット画面で設定したラベル名が表示されない場合は、ブラウザの更新ボタンをクリックし、最新状態にした上で再度お試しください。
以下のように、セグメントの設定を行います。
(例)
セグメント名:「クーポン配信用A賞」と入力
プラットフォーム:Instagramを選択
ラベル:「クーポン配信用A賞」をクリック
フィルタ:選択したラベルが等しいユーザー
設定が完了しましたら、「保存」ボタンをクリックして、セグメントを保存します。
ここではA賞のクーポン配信セグメントの設定を行いましたので、同時に複数のクーポンを配信したい場合は、同様の作業でB賞、C賞のラベル設定とセグメントの設定を行ってください。
⑤「キャンペーン>プッシュ通知」の新規作成をクリックし、Instagram内の「今すぐ/予約配信」をクリックします。
プッシュ通知画面のセグメント項目で、作成した「クーポン配信用A賞」を選択し、「予約する」もしくは「+今送る」をクリックして該当ユーザーへ通知します。
クーポンA賞B賞C賞すべて同じ時間帯に通知を行いたい場合は、予約機能を活用すると便利です。
ラベルの設定を行えば、様々なシチュエーションでプッシュ通知を行うことが可能となります。
以上、異なる金額のクーポンをユーザーへ配信したい場合の活用方法でした。
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